奈良の木を利用した移動式仮設体育館
竣工年 : | 2020年 |
所在地 : | 奈良県奈良市 |
建築設計 : | 古谷誠章+NASCA |
構造設計 : | ホルツストラ一級建築士事務所, |
| 坂田涼太郎構造設計事務所 |
用途 : | 体育館 |
構造 : | 木造 |
階数 : | 地上1階建て |
延床面積 : | 794.74㎡ |
受賞 : | ウッドデザイン賞2020 |
約18mスパンのアーチ型架構による木造仮設体育館である。仮設期間後に再利用することを想定し、接合部には分解・再設置が容易なボルトや金物を使用している。アーチ架構には木材120角を4層重ね、ボルトの多面せん断接合によって緊結したシザーズトラスを採用し、張間方向の水平力と鉛直荷重に対して抵抗している。床下にはフレーム脚部を繋ぐ開き止め用の丸鋼タイバーを設け、スラストに抵抗している。




撮影 :淺川 敏
